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2024.11.08

デイケアのぞみで「希望」を見つけよう


昨今、精神疾患や精神障害をもちながらも働くことが「リカバリー(回復)」の一つとして定着しつつあります。しかし、働かなければだめだというプレッシャーや無理な就労をして心身の回復どころか悪化や再燃してしまうということも多く、リカバリーから遠のいてしまうことも経験しています。

精神科デイケアの本来の目的は、こころのリハビリテーションです。それは必ずしも「働けるようになること」ではありません。心がワクワクして感動すること、人を信じて親しみを感じることや好きなことやりたいことができるようになることなど、一人一人にとってリカバリーは異なります。

幻覚や妄想に悩まされても長く辛いうつ状態でも何とか地域で暮らしていくために、安心して過ごせる場所を提供したいと思い、私たちはデイケアのぞみを続けてきました。
また、就労移行支援で疲れてちょっと休みたい、適応障害で休職を余儀なくされた時も昼夜逆転した生活にならないようにしたいといった場合にも生活リズムを保ち、またもとの場所に戻っていけるよう支えています。自宅では安定しているように見えるけれども外に出られない、社会にいずれは出たいけども長く引きこもっていて自信がないといった場合、デイケアのぞみは最初の一歩を見守ります。

ゆっくり何もせずに休めるスペース、一人で静かに活動できるスペース、少し人と関わるスペース、プログラムなどで活発に活動できるスペースがあり、その時々の状態に応じて過ごせます。当院に通院していなくて自立支援医療によって利用することが可能ですし、毎日でも月1回の利用でも可能です。

スタッフは作業療法士、精神保健福祉士、看護師、心理士、医師の多職種のチームとしてこころのリハビリのみならず、生活の困りごとや経済的な問題などに他の機関とも連携しながら支援をしています。

ご利用を希望される場合は、まず見学と利用体験をしていただきます。お気軽にご相談ください。

ご連絡先
精神科デイケアのぞみ
電話番号 06-6301-0397
開所日時 月曜日~土曜日 (※祝日を除く)9:00~15:00