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パニック障害

パニック障害とは?

パニック障害とは?

パニック障害は、予期しない強い不安や恐怖の発作を繰り返し経験する精神疾患で不安障害に分類されます。
これらの発作は突然起こり、数分から数十分続くことがあり、強烈な身体症状や精神症状を伴います。
発作への不安から外出や乗り物への乗車が困難になるなど日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

パニック障害は国内では100人に1~2人に発症する病気で、早期治療により完治を目指すことも可能です。

パニック障害の特徴

突然前触れもなく、強い不安や恐怖感とともに、心拍増加や呼吸困難などの身体症状を伴うパニック発作が繰り返し起こることです。
パニック発作の症状には、次のようなものがあります。

  • 動悸や発汗
  • 頻脈(脈拍が異常に多い状態)
  • ふるえ
  • 息苦しさ
  • 胸部の不快感
  • めまい
  • 吐き気

パニック発作は、広場のような広い場所や電車などの狭い空間で起こるというようにその人にとって起こりやすい場面が決まっていることもあります。
また、発作への不安から外出や乗り物への乗車が困難になるのも特徴です。
長引くと、うつ病を合併したり、外出・出社ができないなどの社会的困難に陥ったりすることもあります。

パニック発作が出た時に恐怖を感じる広場恐怖や、不安障害に分類される高所恐怖症や閉所恐怖症でも共通の症状が出ることもあります。
高所恐怖症や閉所恐怖症がある人はパニック障害を併発することがあるとも言われています。

パニック障害の原因

パニック障害の正確な原因は不明ですが、以下の要因が関与していると考えられています。

遺伝的要因
家族に同じような症状を持つ人がいる場合、発症リスクが高まります。
生理的要因
脳内の神経伝達物質(例えばセロトニンやノルエピネフリン)のバランスの乱れが関与しているとされています。
環境的要因
ストレスフルな出来事(例えば、家族の死、離婚、仕事のプレッシャーなど)が引き金となることがあります。

パニック障害の治療

パニック障害は治療可能な疾患であり、以下の方法が一般的に用いられます。

薬物療法
パニック発作に対する不安や恐怖を軽減するための行動療法です。患者が発作のトリガーを認識し、それに対処する方法を学ぶことを支援します。
認知行動療法
パニック発作に対する不安や恐怖を軽減するための行動療法です。患者が発作のトリガーを認識し、それに対処する方法を学ぶことを支援します。
環境的要因
定期的な運動、健康的な食事、十分な睡眠、ストレス管理などが症状の軽減に寄与します。

パニック障害は適切な治療とサポートにより、管理することが可能です。症状を感じた場合は、早めに医療機関を受診し、専門家の助けを求めることが重要です。

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